元天才の谷川浩司永世名人が、現天才の藤井聡太二冠を語る本。
谷川永世名人によると、藤井聡太二冠の強さは、最善手を求める探究心と集中力、詰め将棋の創作と解くことで培った終盤力の閃き、局面の急所を捉える力、何事にも動じない平常心と勝負術などだそうだ。
しかし、その藤井聡太二冠はAI将棋ソフトのボナンザと3~4局指して、すべて完敗だったそうだ。
人類とAIとの将棋の勝負は終わっている。
この本はいかに藤井聡太二冠が天才なのかを谷川永世名人が自身の経験との差から解説してくれる。
では、人類にとって将棋とは何なのだろうか?
そんなことを考えさせる本だった。