リーダーシップをめぐっては諸説紛々であり、また新しい研究が次々と出ている。リーダシップのテキストを書くのは難しいと思う。しかし、この本は最新の状況と諸説をとてもわかりやすく解説した本である。この本で示されているリーダーシップ行動の4領域である「価値創造」「目標達成」「戦略実行」「人材育成」を組織行動において考えると、リーダーシップというものが見えてくる。緒方貞子の国際平和での価値創造、池田勇人の所得倍増計画における目標達成、マイケル・デルのビジネスモデル提案における戦略実行、仰木監督の人材育成論などがそれぞれ素材例にあげられている。この4つの行動を統合することがリーダーシップ行動において大切であり、それらの機能の不足を集団で補うことも重要である。さらにこの4つの行動に加えて「自己制御」というのもさらに上をめざすリーダーに必要とされる。同感である。
グロービス経営大学院『【新版】グロービスMBAリーダーシップ 』ダイヤモンド社
リーダーシップをめぐっては諸説紛々であり、また新しい研究が次々と出ている。リーダシップのテキストを書くのは難しいと思う。しかし、この本は最新の状況と諸説をとてもわかりやすく解説した本である。この本で示されているリーダーシップ行動の4領域である「価値創造」「目標達成」「戦略実行」「人材育成」を組織行動において考えると、リーダーシップというものが見えてくる。緒方貞子の国際平和での価値創造、池田勇人の所得倍増計画における目標達成、マイケル・デルのビジネスモデル提案における戦略実行、仰木監督の人材育成論などがそれぞれ素材例にあげられている。この4つの行動を統合することがリーダーシップ行動において大切であり、それらの機能の不足を集団で補うことも重要である。さらにこの4つの行動に加えて「自己制御」というのもさらに上をめざすリーダーに必要とされる。同感である。