ZoomやTeamsが流行語大賞を獲得しそうな世の中になっている。
きちんとTeamsを使おうと思ってこの本を買った。
ビジネスとしては画期的なツールだと思う。これまでやりたかったことがいくつも実現している。
ふつうはチームを使ったプロジェクトでオンライン会議ができるとか、スケジュール管理からオンライン会議に入れるとかなんだろう。
私はチャット機能とスタンプ機能にびっくりした。LINEなどのプライベートのSNSのほうで実現していたものがビジネスシーンにも取り入れられている。
チャットやスタンプというのはコミュニケーションにおいて重要だと思う。メールのやりとりは一方通行的になるのでちゃっとはキャラクター(文字)ベースで双方向性が実現できる。スタンプは絵文字と同様に感情を表現できる。そうでしょ(^_^)とそうでしょ(・_・、)では、そうでしょの意味が違う。こういうことをスタンプがあればLINE同様に感情表現が豊かになってコミュニケーショントラブルが減り、人間関係が円滑になる可能性がある。うまく使えばの話なのだが。がんこ親父やたかぴーおばさんが下手に使えば逆効果なんだろう。
それから、この本には事例紹介もある。
NTTコミュニケーションズは2018年11月からすでに導入し、テレワーク推進に一役買っている。この本が書かれたのは今年の2月だが、新型コロナ感染下ではそういう情報インフラ整備が効果を発揮したみたいだ。昨日、NTTの部長と話していたら、1か月単位のフレックス制度導入とセットで在宅ワークをうまく管理しているようだ。NTTなので端末ですべての時間を管理しているので、実労働時間を把握している。そういう意味ではちょっと仕事を離れて、保育園にこどもを迎えに行ってまた仕事をするというときなんかは、実際の報告とは別にそれぞれが工夫をしているんだろう。今は営業以外は5割以上が在宅勤務だと聞いた。去年の12月でNTTのTeamsユーザーは2万人を超えている。チャット機能ではLINEではないビジネス板のラインを使っているとか。そのほうがスマホとかで使いやすいし、社員番号でIDが得られるとか。月300円の使用料だと聞いた。先行者としていろいろ進んでいるのだ。
もう一件気になった事例は、大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部システムデザイン工学科。ここではTeamsをLMSとして使っている。
TeamsのメリットのひとつはVPN接続しなくてよいこと。この学科では2017年の開設当初から、BYODで全学生がパソコン必携。Teamsを使うと、資料はOnenoteで共有できる。動画はStreamで授業も作成できる。再生回数も把握可能。学生の理解進度も把握できる。動画にいいね!してくる学生もいるとか。
Formで小テスト作成もできる。2019年度から成績のタブまで追加されたとか。Excelでエクスポートも出来る。
これでいくつかのLMSは寿命を失うだろう。
Microsoftおそるべし。