平常時のコミュニケーションを池上彰が、非常時のコミュニケーションを佐藤優が中心にでしゃべっている。
伝え方のブライトサイドスキルとダークサイドスキルの話のようだ。
ただ、池上彰は平常時のブライトサイドスキルも上手だが、非常時のダークサイドスキルにも長けているように感じた。
〇池上彰のわかりやすい説明の五か条
①難しい言葉をわかりやすくかみ砕く
②身近なたとえに置き換える
③抽象的な概念を図式化する
④「分ける」ことは「分かること」
⑤バラバラの知識をつなぎ合わせる
文章は極力短く。
なんだそうだ。
ただ、「ざっくり」というときは立場を明確にするのが必要なときがある。
パレスチナ問題をざっくり説明するって言っても、それはイスラエル側なのかパレスチナ側なのかが問題になる。
こういう場合は、自分の立場も述べてざっくり説明すればよいと池上彰は解説している。
佐藤優の方は、けんかしてから結束を強める場合や、懐に飛び込む技術などを話している。
また、最初の章でコロナ下でのリモート会議やZoom、Teamsの特性に応じた
使い方なども役に立つ。