両利きの経営―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く
マイケル・L・タッシュマン
東洋経済新報社
2019-02-15


深化と探索。
両利き経営とはそれを共存できる組織。
イノベーションを市場と組織能力の二軸で説明する。
縦軸に、既存分野と新規分野の市場。
横軸に、既存と新規の組織能力。
イノベーションの方向性として、既存の認知の範囲を越えて、遠くに認知を広げていく「探索」。
探索の中から成功しそうなものを見極めて、深掘りし、磨き込んでいく「深化」。
一番難しいのは、新しい組織能力で、新しい市場を目指すケースとなる。
富士フィルムにできたことが、どうしてコダックではできなかったのか?
Amazonはどうして探索と深化を繰り返して成長できるのか?
そのことがよくわかる本です。