書肆じんたろ

読書は著者との対話、知りたいことのseek & find、ひとときの別世界。 真理には到達できないのに人々はそれを求め続ける。世界が何であるかの認識に近づくだけなのに。正しいことより善いことのほうがいいときもある。大切なのは知への愛なのか、痴への愛なのか。

カテゴリ: 労働法

事業承継・M&Aと社会保険労務士の役割
野中 健次
日本法令
2023-07-21


M&A 労務デューデリジェンス標準手順書
人事労務デューデリジェンス研究会
日本法令
2019-01-18





いろいろあって、職場の残業対策に本格的に取り組む。
書店にはこの種の本があふれているが、個人の時間術的なものが多い。
そのなかでは、外資系のコンサルとして取り組んだ経験が書かれているこの本は役に立ちそう。




来年からパワハラ新法が施行される。
この本は、何かと言えばパワハラと言いたがる社員や処分を怖れて萎縮しちゃう上司のために書かれている。

パワハラかどうかは、
①優越的な関係
②業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動
③労働者の就業環境が害される
かどうかがポイント。
同じことをしてもパワハラかどうかはわからない。
上司と部下の関係性に密接に結び付いている。
飲み会や残業中の仕事論とかの話が乏しい昨今、1on1 meetingなんかが重視されるのもわかる。



最近は企業内組合より合同ユニオン系の組合への対応の方がやっかいになっているように思う。
これも有期雇用や外国人の労働者が増えたことの裏返しなんだろう。
日本には労働組合法があるので、誠実交渉義務がある。そういう法律知識や社労士、弁護士の使い方でわかりやすい本。

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